ボストンだけどロンドンで暮らす

ボストンテリアのモイちゃんと過ごす、ロンドンでの日々について記していきます

犬を連れて英国に引っ越す ⓪うちの場合

ペットを連れて海外に引っ越すことを思い悩む人は多いと思います。

移住、海外赴任…様々な理由があるにしろ、人間の身勝手な選択によって、ペットから慣れ親しんだ環境を奪うこと、長時間のフライトという負荷をかけさせること、

ネガティブな面を考えたらキリがない…お腹が痛くなってきます。

 

でも私は、夫の海外赴任が決まった時、すぐにモイちゃんも連れて行こうと決めました。

モイちゃんの海外への引越しは、今回で2回目です。

1カ国目は、6年前。モイちゃんが1才の時でした。

かかりつけの獣医からは体力的にも問題ないと言われ、日本から2時間半で到着する国だったのと、現地の航空会社が機内持ち込み可能だったので、心配はありながらも負担を最小限にしながら渡航することができました。

その渡航先でモイちゃんとの暮らしは、とても楽しいものでした。

ドッグフレンドリーの店も多く、寝台列車に乗って旅をしたり、大きな広場でボール投げをしたり。

モイちゃんがストレスフリーな表情を見せたことはもちろん、一緒にできることが増えるので、物理的に過ごす時間が増えました。

そして、「犬は家族」という考えが、その国にはごく自然に浸透しており、そんな些細なことが生み出す町のムードがとても心地よかったのです。

 

一方で、闇雲に「飛行機で犬と遠くへいこう」とは思いません。

私は、海外の航空会社がペットの機内持ち込みが可能なのは、犬は愛玩ではなく家族であるからこそ、“きちんと躾けられている存在”、という認識から来ていると思います。

国内旅行は、電車やフェリーでペットの持ち込み可の公共交通機関が増えていますし、ペットホテルやペットシッターも身近にある中で

それでもペットを飛行機に乗せての旅行を推奨するつもりはありません。

 

「海外に引っ越す」という時に限っては、もう飛行機しかないので、

あらゆるリスクを想定・覚悟する際の判断材料になればいいな、と。

自分が他の方のブログで情報収集をしたように、ブログを書こうと思いました。

 

6年前、一緒にシベリア鉄道に乗ったとき

 

今回は英国。今は北極周りということもあって、遠い、長い、果てしない。

モイちゃんが無事ロンドンの我が家に到着するまで、見たり知ったり感じたことを、段階を追って記します。